メルペイスマート払いは後払いのため、手持ちのお金がなくても欲しいものがすぐに買えて便利ですよね。
ただし、メルペイスマート払いの支払い期限は翌月の末日ですが、支払い期限を延長することはできません。
もし代金を支払えずに期限を過ぎてしまった場合、たった1ヶ月でも督促が届き、クレジットカードの新規作成やローンを契約する際の審査に通りづらくなってしまうので注意が必要です。
この記事では、メルペイの支払いが遅れた場合の対処法と滞納した場合のリスクについて解説していますので、不安な方は参考にしてください。
メルペイの支払いが遅れた場合の対処法
- メルペイ残高による支払う
- コンビニATMで支払う
メルペイの支払い期限を超えてしまった場合、精算可能な方法は①メルペイ残高②コンビニATMのみです。
メルカリに問い合わせをしても、支払い期限を延長してもらうことはできません。
そのため、上記のいずれかで早急に支払いましょう。
対処法①:メルペイ残高による支払う
メルペイ残高で支払う場合の手順は次の通りです。
- アプリで「メルペイ>メルペイスマート払い」をクリック
- 支払い方法の項目を選択
- 支払い方法の設定画面で「チャージして支払う」をクリック
- ◯月利用分の支払い画面で「◯月利用分を支払う」を選択
- 「残高で清算する」をクリック
手元に支払いができる分の現金がある場合は、メルペイ残高で支払うのがおすすめです。
なぜならメルペイ残高にチャージしてメルペイ残高で支払う場合は、手数料が無料だからです。
メルペイ残高にチャージする方法は下記の2つです。
① 銀行口座からチャージする:スマホからすぐにチャージできて便利
② セブン銀行ATMからチャージする:セブン銀行の口座がなくても利用可能
ただし、上記の2つの方法はアプリでかんたん本人確認が完了していないと使えませんのでご注意ください。
対処法②:コンビニATMで支払う
コンビニATMで支払う場合の手順は次の通りです。
- アプリで「メルペイ>メルペイスマート払い」をクリック
- 利用するコンビニ/ATMを選ぶ
- 「お客さま番号を発行する」をクリック
- 選択したコンビニ/ATMにて支払う
必ずお客さま番号を発行してからコンビニに向かいましょう。
コンビニATMで支払えるのは便利ですが、1点注意が必要です。
それはコンビニATMで支払う場合、手数料がかかるという点です。
詳細は下記の通りです。
- 2,000円まで:220円(税込)
- 2,001円〜20,000円:330円(税込)
- 20,001円〜35,000円:550円(税込)
- 35,001円〜40,000円:770円(税込)
- 40,001円以上:880円(税込)
最大で880円と結構な金額がかかりますので、注意してください。
メルペイの支払いが遅れたまま放置した場合のリスクを解説
- 遅延手数料がかかる
- 遅延損害金を請求される可能性がある
- メルカリの利用を制限される
- 信用情報登録機関に登録される
- 財産の差し押さえの可能性あり
メルペイスマート払いの支払い期限を過ぎて、そのまま支払わずに滞納すると様々なリスクが発生します。
ここでは、滞納してしまった期間の短い順に、期間が長くなるとどんなことが起こるのか解説していきますので、参考にしてください。
①遅延手数料がかかる
メルペイの支払い期限が過ぎても支払わずに延滞していると、遅延手数料が追加でかかってしまいます。
具体的には、2週間ごとに延滞事務手数料として300円が請求されるため、1か月間延滞すると600円、2カ月滞納すると1,200円と、かなりの金額が加算されてしまうことになります。
延滞料金の請求は1日と15日に決められています。
例えば1月にメルペイスマート払いで1,000円の物を購入した場合、支払い期日は翌日末日のため、2月末になります。
3月1日時点で支払いが確認できない場合、遅延手数料が加算され、請求金額の合計が1,300円になってしまいます。
2週間で遅延手数料が300円かかるので、3月15日時点では1,600円、4月1日時点では1,900円と請求金額がどんどん膨らんでしまいます。
②遅延損害金を請求される可能性がある
メルペイの支払い期限が過ぎても支払わずに延滞している期間が1ヶ月に達すると、遅延損害金が発生してしまいます。
通常、滞納して1ヶ月経過する前にハガキや手紙で支払い催促の連絡がありますが、滞納するのが初めての場合は連絡がないケースもあります。
遅延損害金は「利用金額に対し年率14.6%を日割り計算した金額」と決められています。
遅延損害金は延滞事務手数料とは別なので、延滞後1ヶ月が経過すると遅延損害金と延滞事務手数料がダブルで請求されてしまいます。
遅延損害金は定額ではないため、利用金額が大きければ大きいほど、損害金の金額もとても大きくなってしまいます。
メルカリアプリのマイページで現在の遅延損害金額を確認できるので、早急に確認し支払いを済ませることをおすすめします。
③メルカリの利用を制限される
メルペイスマート払いの支払いを延滞して10日経過すると、メルカリの利用が制限されてしまいます。
さらに、メルペイスマート払いの利用可能金額・上限金額が減ってしまうペナルティーを受けます。
メルペイスマート払いの限度額は人によって異なりますが上限があり、延滞することなく毎回期日までに支払いを行っていれば、利用可能金額や上限金額が下がることはありません。
しかし、支払いを延滞された状態はメルカリ側にとって不利益となるため、利用可能金額・上限金額が減ってしまいます。
そしてメルカリとメルペイの購入制限がかかり、メルカリでの買い物ができなくなってしまいます。
また、その状態を放置しても制限が解除されることはありません。
利用可能金額を増やし、メルカリでの購入を再開するには清算が必要になります。
④信用情報登録機関に登録される
メルペイスマート払いの支払いをせずに、延滞期間が61日以上または3ヶ月以上になってしまうと信用情報登録機関に登録されてしまいます。
いわゆるブラックリストに載ってしまう、という状況です。
一度ブラックリストに載ると、少なくとも5年間は下記のような行動制限を受け続けることになってしまいます。
- クレジットカードの新規作成ができない
- 使用中のクレジットカードが使えなくなる
- ローン契約時の審査に落ちてしまう
- 携帯電話の契約ができない
ブラックリストに載ってしまう基準が、延滞61日以上または3ヶ月以上と幅があるのは、借入総額や延滞時の対応などで決まるためです。
支払い期日に間に合わなかった場合、メルカリに問い合わせをして誠実に対応することが望ましいです。
⑤財産の差し押さえの可能性あり
メルペイスマート払いの代金を滞納61日または3ヶ月以上過ぎてしまうと、債権が弁護士へ移るため、督促の連絡がメルカリではなく弁護士から届くようになります。
それでも未納のまま半年経過すると、信用情報に滞納履歴が記載されるだけでなく裁判に発展し、財産が差し押さえられてしまう可能性があります。
自宅に届く訴状は特別速達便で届くため、受取を拒否することはできません。
さらに対面での受け渡しが必要で、郵便職員が裁判所からの通知である旨を伝えるため家族に隠しとおすことは難しく、未納を内緒にしていても知られてしまうことになります。
裁判になった場合、未精算分の料金に加えて、延滞事務手数料、遅延損害金、裁判費用の全てが一括請求されます。
そして払えない場合は、財産の差し押さえや強制執行に移り、給料やボーナスが差し押さえの対象になるため、勤務先での信頼を失ってしまう可能性があります。
まとめ
メルカリの後払いである「メルペイスマート払い」は、とても便利な決済方法です。
しかし、後払いは手元にお金がなくても買えてしまうため、思いのほか請求金額が高くなってしまったという場合もあるでしょう。
ただ、メルペイの支払いが遅れると様々なリスクが発生し、信用情報に傷がついてしまったり、最悪の場合には裁判に発展し、財産が差し押さえられてしまう可能性もあります。
そのため、支払いが遅れた場合は、督促を放置せずに直ちに支払い手続きをする方が賢明です。
アプリ上で支払い期日の直前まで何度も支払い通知が来るので、支払い漏れのないよう早めに精算手続きをすることをおすすめします。
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